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SNS広告クリエイティブを47個集めてみた | BtoB製品サービス認知編

BtoBのマーケティングにおいてFacebookinstagram広告の活用が進んでいます。

ターゲティングメニューで用意されている項目が細かく、かつ精度も高くリーチできる傾向がありBtoB系の広告主が増えています。

今回は製品•サービス認知系広告を47個集めてみました。

私は広告代理店勤務、営業、マーケター、マネージャーを務めており、それらに関連した広告がよく出てきます。また興味があって、マーケティング以外にも人事総務系のことはよく調べるので広告ではターゲティングされています。それぞれざっくり分けてご紹介します。

営業&マーケ関連の広告クリエイティブ

営業•マーケティング系の製品サービス認知広告では、具体的に導入によって得られる成果や見込み顧客の課題に問いかける広告が目立ちます。

特に営業とマーケティングは数字を背負うことが多いため、「売上げアップ効果」「リード獲得単価」を歌うものは目につきやすいクリエイティブとなっています。その他にも「〇〇社」で導入しているというのも信頼感を得られやすいでしょう。

クリエイティブに使われている画像の配色は一貫性はなく企業ごとにまちまちです。マーケティングや営業系の広告クリエイティブは業界的にも出稿量が多い分、印象や記憶に残るための工夫が必要です。そのため各社広告クリエティブはチャレンジしていることが多く、配色だけでなく広告形式も動画やカルーセルを使ったものを採用することもあります。

この分野での広告出稿をする場合はターゲティングするエリアで出てくる他社の広告を研究して、埋もれないような工夫をする必要があるでしょう。

人事•総務•経理系の広告クリエイティブ

 

人事総務経理向けのクリエイティブは製品やサービスの導入により生産性が上がるという、いわゆる「効率化」を訴求するクリエイティブと社員のはたらく環境をより良くするという点を伝えるクリエイティブが多くあります。

またSmart HRやEight、Wantedlyが当てはまりますが、複数クリエイティブを並行して走らせていることが多いです。特にSmart HRはここに挙げているFacebook、Instagramの広告以外にもYahooのインフィード広告やGDNのバナー広告、動画広告なども配信しています。

ここで挙げた広告がたまたまそうなのかもしれませんが、人事総務経理向け広告の画像は青系の色が配色として含まれることが多いですね。青は落ち着きや冷静さ、信頼感などを与える色なので元々コーポレートカラーなどにも採用されることが多い色ですが、特に人事総務経理向けの広告には多く使われているように思います。

製品サービス認知系の広告クリエイティブ考察

製品サービス認知系の広告全体的に言えることをまとめます

  • 画像は16:9ではなく1:1にするべし
  • ブランド / 製品サービス認知がすでにあるかないかで、画像内に載せるテキスト量は変わる

まずFacebookやInstagramの広告出稿時の画像は1:1をおすすめします。ユーザー視点に立つとフィードはほとんど流し見で、目に止まったものを少し時間をかけてみることが通常です。つまり広告に触れるは1秒未満で印象付けが必要です。なぜ1:1が良いかと言いうと単純な話で、16:9に比べて広告が占有する画面が1:1のほうが多くなるためで、短い時間の中で印象付けるためには少しでも大きな画像を表示する方が合理的です。

画像内にどれだけテキストを載せるかは吟味が必要です。

まず前提として、2020年秋までFacebookやInstagram広告出稿時に画像ないのテキスト量を20%にする必要がありました。それは、Facebookが広告パフォーマンスが良いのは画像ないにテキストを絞った方がパフォーマンスが良いというエヴィデンスにのとったものでした。2021年現在ではそのルールは撤廃されましたが、テキスト量の少ない広告の方が配信量がパフォーマンスが高くなるということは変わりない状況です。

では画像内にどれだけテキストを載せるは何で決めるのが良いでしょうか?

ブランド認知が一定ある企業は出稿企業名を見るだけで、認知されるので広告クリエイティブで多くを語る必要はないと考えています。テキストを絞ってパフォーマンスが高く出るのはブランド認知がそもそもあるからというのが私の考えです。つまり、そのブランド認知を維持•メンテナンスをしていくという意味での広告出稿の場合、画像内に多くのテキストを配置せずともシンプルなクリエイティブとCTAで結果は出せるでしょう。

一方でこれから認知を図る、新製品、サービスの場合はある程度顧客に対してのベネフィット説明とアイキャッチが必要になるでしょう。その場合は「売上アップ効果」や「リード獲得単価」「コスト削減」といった具体的な数字や効果をテキストとして入れて提示することはパフォーマンスを上げるためには重要だと考えています。

まとめると一概に製品サービスの認知を図るための広告クリエイティブ内に「売上アップ効果」や「リード獲得単価」「コスト削減」などの具体的な数字の提示が必要というわけではなく、出稿企業自体の認知度、製品サービスの現状の認知度に合わせたクリエイティブ作成が必要だと私は考えています。

 

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