文章力をあげるには?まず本を読もう。
様々な本を読んで、実際にブログやビジネスで文章を書いて、私自身が体感した中で文章力をあげるために必要なことは次の3点だと考えています。
- 読み手を理解すること
- 文章の型を知ること
- 実際に書いて人に読んでもらうこと
当初私自身3000字のブログを書くにも丸1日かけて、後から読むと誰にも読まれない、恥ずかしい内容を書いていました。今では通勤時間の1−2時間で1記事を書くことができるようになりました。
ブログを書くときに行き詰まった時に初めて本を読みました。正直もっと早く本を読んでいればよかったと思いました。その経験をもとに、次の方を対象にこの記事は書いています。
こんな方におすすめ
- ブログのライティング技術をあげたいと思っている
- 文章力をあげるためにまず読むべき本を知りたい
- ビジネス文書のレベルをもう一段階あげたい
この記事では文章力をあげるためにオススメな本を厳選して4冊紹介します。
文章力をあげる本ー1 『文章術のベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた』
読了目安5時間
ポイント
- タイトル通り100冊の書籍からノウハウを40個に厳選している
- ノウハウごとに具体的な解説があり、良し悪しの例も明確
- 伝わる文章の型を知ることができる
著者である藤吉豊氏と小川真理子氏は編プロ、雑誌、書籍の編集並びにランティング業務に30年以上従事しているこの道の熟練者です。
その熟練者の経験者が、明治から昭和の文豪の著書をはじめ、文章のプロが書いた100冊の参考文献から厳選した「プロが皆大切だ」と思っていることがまとめられています。
重要だと思う順番で書かれているので、最初は文章力をあげるために必要な全般の内容。後半は専門的になって少し上級者向けになる構成になっいるので、自分のレベルに合わせて必要な部分に絞って読むこともできます。
是非手元においてもらいたい一冊です。
文章力をあげる本ー2 『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』
読了目安8時間
ポイント
- ライティングをするにあたって必要な心構えを知ることができる
- 書くまえの準備、情報を収集、書く、煮詰めるの一連の流れを知ることができる
- 書くことはコンテンツを作ることであり、コンテンツの作り方がわかる
著者の古賀史健氏は出版社から独立し、『嫌われる勇気』『20歳の自分に受けさせたい文章講義』などのヒット作を生み出しているビジネスライターです。
教科書と書いてあるので、難解で読みにくい内容を想像してしまいますが、内容は全くそんなことはありません。筆者の体験や考え感情を織り交ぜながら、テーマである書くことについて細かく解説されています。
本の中で、書くということは「コンテンツを作ることである」とであると明言がされています。その内容は非常に納得感があって、文章を書くということは読み手に何かを感じてもらいたい、喜んでもらいたい、共感してもらいたいという想いをのせるもので、それらは全て「コンテンツ」であるという話は非常に腹落ちしました。
文章を書くことも何かをクリエイトすることの一部で、写真家や映画監督がしていること同じことなんだな気付かされると同時に、文章を書くということに意欲が湧く内容です。
コンテンツを作る全ての人にオススメできる本です。
文章力をあげる本ー3 『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』
読了目安2時間
ポイント
- 文章を書くためのTipsがイラストや図表などでわかりやすく表現されています
- ページ数も文字量も多くないので要点をさっと掴むのに最適
- いきなり文字ばかりの本を読むと投げ出してしまいそうな人にオススメ
このほんの特徴はなんといってもわかりやすさです。
文章力をあげる前に「文章を読む」ことが大事ですが、本当に本を読み慣れていないと文字だけの本は数ページで投げ出してしまいます。自分自身がその1人でした。
しかしながら、この本はポイントごとにイラストや図解、色わけ、文字の大きさなどが分けられていて文章も多くないので読みやすいです。そして文章力をあげるための重要なポイントは抑えられています。
何かしら「文章を書こう」と思ったものの、何から手をつけたら良いかわからないという方に、最初に読む本としてオススメできます。
文章力をあげる本ー4 『入門 考える技術・書く技術ーー日本人のロジカルシンキング実践方』
読了目安3時間半
ポイント
- ロジカルな文章をお書くための基本原則を知ることができる
- 欧米で生まれた文章構築のピラミッド原則を日本語でもうまく活用するコツが書かれている
- すぐに使える実践ガイドがある
『考える技術・書く技術』はバーバラ・ミント氏が1970年にコンサルティング企業でピラミッド原則を教えはじめ、その内容をまとめた著書は10カ国で翻訳され日本語でも出版されている本です。
ピラミッド原則は伝えいたいことを端的に伝えるための、文章、論理構造の一つで世界中で使われる構造の一つです。これを抑えているか、いないかで、文章を書く、物事を人に伝えるという点で雲泥の差が出ると言っても過言ではありません。
元々は米国で生まれた考えで、英語と日本語ではコミュニケーションにおけるスタイルの違いもあるため、一概にピラミッド原則が使えるというわけではありませんでした。
この本はその課題を乗り越え、日本語でも活用できるようなTipsがまとめられています。
文章力をあげるためには、思考力、整理をする力も同時に求められます。そのための基礎を知れる本でオススメです。
文章力をあげるおすすめ本のまとめ
ここであげた本を読むことで、文章を書くための型を知ることが確実にできます。何十冊と文章系の本を読みましたが、文章力をあげるためにはこの4冊がおすすめです。
これらの本を読んだ次のステップは、読み手を理解すること、自分が文章を展開する場に合わせること、それらに必要な情報を得ることが重要になります。
例えば、普段のビジネスメールコミュニケーションで困っているなら、メールコミュニケーション、SEOブログを書くならSEOに特化した文章の書き方を記した本がああるので、自分が書いた文章を誰に、そして、どこに展開するかに合わせて次の情報収集のステップを変えていくと良いでしょう。